Canon5D Mark III, Canon EF17-40mm f/4L @17mm, f/11, ISO250, SS1秒, V5ホルダー, ND8, ソフトGND4

氷と火の歌 – アイスランド・アイスビーチ (1)

太陽光の下でダイヤのような光を放つ、氷と火の合唱

アイスビーチ(Ice Beach)は、ダイヤモンド・ビーチとも言われている。アイスランドの南岸の最も有名なスポットの一つだ。水晶の様に透明な氷の塊が火山岩の風化によって侵食された黒い砂浜にたどり着き、太陽光の下でダイヤのような光を放つ、まさに氷と火の合唱である。
アイスビーチの向こうには有名なヨークルスアゥルロゥン氷河湖(JKilsarlon Glacier LKoon)があり、多くの観光客を惹きつける。しかし、アイスビーチで個性的な作品を撮るのは容易ではない。アイスランドは天気が変わりやすく、常に曇りや嵐になり、冬の気候はさらに不安定で、前触れもなく吹雪が来襲する。しかし、このような変化の多い天気は、時に劇的なシャッターチャンスを生み出す。

ここでは氷と波が写真の主な構成要素であり、その為、選ぶ氷の形と大きさ、配置、構図上の氷と波の流れの軌跡は非常に重要だ。

三つの氷の塊は三角形を形成し、見る人の視線は自然とこれらの氷の間をめぐる。
また、引いた波は対角の案内線を形成し、見る人の視線を氷の塊に導く。主役である氷(体積の一番大きいもの)の周囲に回り込んでいる浪紋は、見る人の視線をこの主役に集める。

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